日本の気候の特徴を全て備える名古屋

本州の中央、中京地域には広大な面積の濃尾平野が広がります。

この地域の気候は、比較的穏やかと言われていますが、季節ごとの特徴を探ってみると、穏やかという一言では表現できない一面をもっています。

夏の気候に着目すると、35度を超えるような気温になることはあまりありませんが、困りものなのが湿度です。

夏の平均湿度が70%を超えることが珍しくなく、蒸し暑いのが名古屋の夏です。

強い陽射しによる暑さであれば、日陰に入って涼を感じることができますが、ねっとりと体にまとわりつくような湿度は、逃げ場を捜すのに苦労します。

汗でじとっとした体も、なかなか乾かすことができません。

また、冬の気候に目を移すと、太平洋側にありながら、冷たい北風が吹き荒れる日がしばしばあります。
これは、名古屋市の北西の方角から吹く季節風の「伊吹おろし」の影響です。名古屋市の北西は、伊吹山の麓の関ヶ原から、琵琶湖、若狭湾に向かう回廊状の地形となっています。

この回廊に沿って、日本海からの冷たい空気が流れ込んでくるのです。名古屋は、他の太平洋側の都市とは違い、夏は蒸し暑く、冬は寒いエリアとなっています。

また、梅雨の時期の雨量も多い上に、台風の進路となることもしばしばあり、名古屋は日本の気候的な特徴を全て揃えていると言うことができます。