三つのエリアに分けられる名古屋の地形

名古屋市は、木曾川、長良川、揖斐川の木曽三川が、本州の中央部に作り上げた濃尾平野の中に開けた都市です。

木曽三川は、かつては何度となく洪水による水害をもたらしましたが、流域に広大な面積の沖積平野を作り上げました。

肥沃な土壌を利用して、盛んに農業が営まれ、この地域の産業や文化の発展を牽引しました。名古屋市内には、北から南に庄内川、東から南に天白川が、伊勢湾に流れ込んでいます。

面積326平方キロメートルに及ぶ名古屋市の地形は、大きく三つの地域に分けることができます。

中央部に平坦な台地があり、その東部は丘陵地、北、西、南部は沖積地となっています。

名古屋市の中心部を構成する中区、東区、昭和区、瑞穂区、南区、熱田区は、標高10メートルから15メートルで、土地の起伏がほとんどありません。

南北に向かって僅かな傾斜をもった地形となっています。東部の守山区、千種区、名東区、天白区、緑区は、三河の山地につながる標高50メートルから100メートルの丘陵地となっています。

そして、北区、西区、中村区、中川区、港区、熱田区、南区は、長年にわたる河川の堆積作用で作られた沖積地です。

各々のエリアでは、自然の特徴を農業、漁業、工業、商業などの産業に活かし続けています。